スライサーというのは、3Dデータを3Dプリンタで使えるように変換してくれるものです。
3Dプリンタは、下から順番に形を作って積み上げていくように動くので、立体の座標データでできているファイルはそのままでは使えません。
それを下から一枚一枚積み上げて作られているような形に変換する-スライスする-のがスライサーというわけです。
私が使っていたのは、CURAというソフトのバージョン15.04.6というもの。

3Dプリンタ Anycubic MEGA-Sを買ってきたときに付属していたものです。
これをインストールして起動させると、最新バージョンをダウンロードするように促されます。
最新バージョンを使うのが推奨されているみたいなんですが、PCの不具合で旧バージョンを使うしかない状態でした。
とりあえず使う分には全く不自由ないのですが、Infill(充填物です)形状が格子状のものしかなく、どうしてもGyroidが使いたかったので探していたところ、Silc3r(スライサーと読む?)というフリーソフトを見つけました。

フリーソフトと思えないくらい設定項目が多く、自動で設定してくれる部分もあり、非常に使いやすくなっています。
CURAの旧バージョンは解説書はないし、ググっても設定方法は見つからないし、使い始めのころは苦労したのですが、Slic3rはそんなこともなさそうです。
Slic3rはインストール方法がちょっと癖ありますので、その辺から解説していきます。
Silc3rダウンロードはこちら↓